D・カーネギーに学ぶコミュニケーション術【第1回】リンカーンに見習うべきこととは?
前回までは
悩み・ストレス解消の名著である
デール・カーネギーの「道は開ける」
のポイントをいっしょにみてきました。
いかがでしたでしょうか?
😀
今回からは、
同じくデール・カーネギーの名著
「人を動かす」
のポイントを
「D・カーネギーに学ぶ
コミュニケーション術」
と題してお届けしていきます。
💡
「人を動かす」の初版は1936年。
既に80年以上経過していますが、
いまだに売れている超ロングセラーです。
😮
読者数は日本国内で約500万人、
世界で数億人ともいわれているようです。
本書には30ほどの「人間関係の原則」が
記されており、「自己啓発書」の元祖と
称されることも多いとのこと。
😛
一方で「道は開ける」同様に
内容が異国のものであること、
時代背景も現在とは異なることから
少し読みづらい部分もあります。
😉
今回も世界で900万人もの方が学んでいる
デール・カーネギーのトレーニングコース
修了者でもある私が、
この本のポイントをシンプルに
まとめて1原則ずつ毎週皆様に
お伝えしていきたいと思います。
😀
まず第1回目のテーマは
「批判、非難もしない。不平も言わない」
です。
➡
「人を動かす3原則」の1つ目になります。
これら3原則は、
本書全体を貫く基本的で最も重要なもの
ですので、しっかりおさえていきましょう。
💡
================================
原則①
批判、非難もしない。不平も言わない
=================================
💡
人間はたとえ自分が
どんなに間違っていても
決して自分が悪いとは
思いたがらないものです。
😐
だから他人のあらを探して
攻めたてたとしても
その相手は何とか自分を
正当化しようとするでしょう。
🙁
それどころか、
自尊心を傷つけられた相手は
結局、反抗心を起こすことになり、
非常に危険だと言っています。
😕
心理学者のハンス・セリエ曰く
「我々は他人からの賞賛を
強く望んでいる。
そして、それと同じ強さで
他人からの非難を恐れる。」
👿
批判が呼び起こす怒りは、
従業員や家族・友人の意欲をそぐだけで、
その批判の対象とした状態は
少しも改善されない、
ということになりがちなのです。
😯
他人の欠点を直してやろうという気持ちは
確かに立派であり賞賛に値します。
➡
ですが、どうしてまず自分の欠点を
改めようとしないのか?
他人を矯正するよりも
自分を直すほうがよほど得であり、
危険も少ない、とカーネギーは言います。
💡
==================================
自分の家の玄関が汚れているのに
隣の家の屋根の雪に文句をつけるな
(孔子)
==================================
💡
人を扱う場合には
相手を論理の動物だと思ってはならない。
「相手は感情の動物であり、偏見に満ち、
自尊心と虚栄心によって行動する」
ということを心得た方がよいとのこと。
🙄
最後に、
アメリカ・ジャーナリズムの古典の
1つといわれている
「父は忘れる」
という一文の要約が紹介されています。
➡
小さな子供を叱ってばかりいる習慣を
その父親が反省し、
子供に詫びている文章です。
😥
子供の気持ちを思うと、読んでいて
非常に胸が苦しくなります。
カーネギーは以下の文で本章を締めます。
====================================
叱ったり、非難したりする代わりに
相手を理解するように
努めようではないか。
➡
どういうわけで、相手がそんなことを
するに至ったのか、よく考えてみよう。
その方がよほど得策であり、また、
面白くもある。
➡
そうすれば、同情、寛容、好意も、
自ずと生まれ出てくる。
すべてを知れば、
すべてを許すことになる。
💡
===================================
1つ目の原則いかがでしたか?
➡
理屈はよくわかりますが、
なかなか常に実践するのは
難しそうな原則ですね。
🙁
理不尽な行動を起こす相手を
批判したくなるのは
極普通の感覚であるかと思います。
😕
ただ、本書を読んで私が
1つやってみてとよいと思ったのが、
その相手に対して
「批判するメール」を書くも
発信せずにドラフトのままにする
というステップをふむことです。
😉
書くことでスッキリしたうえで
発信はせずに時を経ることで
冷静になれます。
🙂
たいていは
「これを発信してもいいことは
ないな」
と思うに至ります。
😉
もしくは、
仮に発信するにしても
「寄り添った内容」に
書き換えます。
💡
本書内では、リンカーンが
ミード将軍の行為に激怒して
批判の手紙をかくも
結局投函しなかった事例が
出てきます。
➡
手厳しい非難は
結果的に何の役にもたたない
ということを知っていたから
こそなんですね。
😀
ぜひ皆様もお試しください。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
💡
=============
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