D・カーネギーに学ぶコミュニケーション術【第22回】言葉の”麻酔”とは?

「人間関係の原則」に関する
デール・カーネギーの名著
「人を動かす」のポイントを
1原則づつ学んでいくシリーズ。
第22回目のテーマは
「まずほめる」
です。
今回からは
「人を変える9原則」
です。
英語版では
「Be a Leader(リーダーたれ)」
というタイトルです。
リーダーとしての動き方が
書いてある9原則になります。
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原則1:
まずほめる
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いくつかの事例がでてきます。
①演説の原稿を書き直して
もらいたかったケース
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これはアメリカのマッキンリーが
大統領選挙に立候補した際の
エピソードです。
ある有名な共和党員が
選挙演説の草稿を書いて
得意になってマッキンリーに
読んで聞かせます。
ただ、いい部分もありますが、
全体としては使い物に
なりません。
それでも熱意は尊重し、
自尊心は傷つけたくない。
その状況の中、
以下のメッセージを送ります。
すると、
相手は不快な気持ちになることなく
得心して書き直しをします。
その後も大活躍したとのこと。
↓↓↓↓↓↓
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素晴らしい演説だ。
これだけの原稿が書ける者は
まずいない。
適当な場合に用いれば
100%の効果があるだろう。
だが、今度の場合には
私は党の立場から考えて
みなくてはならないから、
私の主旨に沿って
もう一度書いてくれないか。
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②建設工事の協力業者に納期を
守ってもらいたかったケース
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建設会社のゴウ氏のエピソード。
竣工一歩手前で突然、建物の
外部装飾に用いる青銅細工の
協力業者から期日に納品が
できないと通知してきます。
工事全体がストップし、
どれだけ損害を被るか分からない中、
ゴウ氏は先方の社長を訪問します。
そこでは以下のように行動します。
・相手に家族や先祖のことを
話してもらうよう仕向ける
・相手の工場の規模や設備をほめる
ゴウ氏側からは
「本題」についてはふれずにいると、
機嫌をよくした先方の社長より
「他の注文は遅らせても
あなたの方はきっと間に合わせる」
という言葉をもらいます。
③部下の能率を向上させたケース
↓↓↓↓↓↓
ニュージャージー州の信用組合の
支店長のエピソードです。
見習いで採用した出納係の女性は
お客様対応がよく、
正確で早いのですが、
閉店後の帳尻合わせについては
作業が遅かったようです。
上司の係長は
「即刻首にすべき」と
支店長に伝えますが、
支店長は自ら彼女と話をします。
そこで
まず彼女のお客様対応をほめます。
そのうえで、「帳尻合わせの手順を
いっしょにおさらいしましょうか」と
伝えます。
彼女は、既に支店長に信用されて
いることが分かっていましたので、
素直に受け入れて、その後作業手順を
しっかりマスターしたとのこと。
3つのエピソードを
読んでいかがでしたでしょうか?
3つのケースともに
「まずほめる」ことが
円滑なコミュニケーションの
ポイントになっていますね。
本章の最後で
「相手をほめておくのは、
歯科医がまず局部麻酔をするのに
よく似ている」
とカーネギーは言います。
耳の痛いことを言われても
”麻酔”で痛みが消してくれている
イメージですね。
相手のダメな点を否定、批判
するのは簡単です。
ただ、
それでは相手が不快な気持ちに
なったり、受け入れなかったり
することもあるでしょう。
ぜひ言葉の”麻酔”をうまく
扱えるといいですね。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
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