【「孫子」をまなぶ:48】負ける理由はリーダーの過ちにあり?
武田信玄、吉田松陰、ビル・ゲイツ、
孫正義など著名人にファンも多い
中国春秋時代の兵法書である「孫子」
を毎週学んでいくシリーズ。
ビジネスや人生で勝つための戦略書の
原点であり、考え方・行い方・組織の
あり方・人材活用論などをともに
学んでいきましょう!
第48回の今回は
「敗北要因の6つの型」
です。
孫子は言います。
将軍の統率や指揮に関係して
「負ける」要因は6つの型がある。
そして、
それらはいずれも天災ではなく、
将軍自身が犯した過ちによるものだと。
1)にげるもの
圧倒的に優勢な敵と戦おうとすると、
兵士たちは逃げ出します。
2)ゆるむもの
将軍が弱くて、兵士が強いケースでは
兵士はたるんで勝手放題になります。
3)おちいるもの
将軍が強すぎて怒鳴りつけてばかり
いると、兵士の士気は下がります。
4)くずれるもの
指揮命令する幹部クラスが不仲で
バラバラな指揮が行われると
組織は崩壊していきます。
5)みだれるもの
将軍が優柔不断で、あいまいな指示しか
出せない、厳格な処置ができないような
状態だと組織は乱れていきます。
6)まけるもの
闘争心は強いが、知性や思慮分別がなく、
見切り発車をしてしまうような将軍では
組織は必ず敗退します。
いかがでしょうか?
私たちも組織でも
これらの型のいずれかの状況になり、
うまくいっていないケースも
多いのではないでしょうか。
どこがまずいのかをしっかり見定めて
改善していきたいですね。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。