【「孫子」をまなぶ:51】状況ごとにどう戦うべきか?
武田信玄、吉田松陰、ビル・ゲイツ、
孫正義など著名人にファンも多い
中国春秋時代の兵法書である「孫子」
を毎週学んでいくシリーズ。
ビジネスや人生で勝つための戦略書の
原点であり、考え方・行い方・組織の
あり方・人材活用論などをともに
学んでいきましょう!
第51回の今回は
「9つの地形と戦術」
です。
孫子は9つの地形別の戦い方を
示します。
→:戦い方
★:私たちの日常におきかえた
ときのポイント
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1)散地 >自国の領内
→戦ってはならない
(郷里が近く逃げてしまうから)
★環境を整えることが大事
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2)軽地 >敵国内でまだ深入りなし
→ぐずぐずしてはならない
★アウェイの状況では落ち着かない
状況なのでグズグズしない
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3)争地 >争っている地
→敵に先に占拠されたら攻めない
(一度負けており不利な状況のため)
★激戦の状況では冷静な分析・対処が必要
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4)交地 >自軍・敵ともに出入りできる地
→連結を強めること
(いつどこから攻撃されるか予測不能なため)
★参入ハードルが低い中で勝ち残るのは大変
組織を強化するなど連結を強めて戦うなど必要
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5)ク地 >交通の要衝
→先に到着して諸侯と親交を結ぶ
★キーマンと親しくなることは仕事を有利に
進めるうえで大事
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6)重地 >多数の敵城を背負っている
→すばやく通り過ぎること
★有利な状況にない場合は撤退するのが得策
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7)ヒ地 >山林など進行が困難な経路
→泊らずに早く通り抜けること
★泥沼に入りそうなときはスピード決着させる
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8)囲地 >入り込んでおり通路が狭い地
→危険を防ぐために策略を練る
★八方塞がりのときは一点突破などの
思い切った策が必要
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9)死地 >絶体絶命の地
→間髪入れずに戦うこと
★覚悟をきめて戦うことが必要
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いかがでしょうか?
人生ではいろいろな状況が起こりえます。
それぞれの状況ごとに
より最適な戦略を考える際の参考に
なるのではないでしょうか。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。