D・カーネギーに学ぶコミュニケーション術【第22回】言葉の”麻酔”とは?
「人間関係の原則」に関する
デール・カーネギーの名著
「人を動かす」のポイントを
1原則づつ学んでいくシリーズ。
💡
第22回目のテーマは
「まずほめる」
です。
➡
今回からは
「人を変える9原則」
です。
英語版では
「Be a Leader(リーダーたれ)」
というタイトルです。
リーダーとしての動き方が
書いてある9原則になります。
😀
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原則1:
まずほめる
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いくつかの事例がでてきます。
➡
①演説の原稿を書き直して
もらいたかったケース
↓↓↓↓↓↓
これはアメリカのマッキンリーが
大統領選挙に立候補した際の
エピソードです。
ある有名な共和党員が
選挙演説の草稿を書いて
得意になってマッキンリーに
読んで聞かせます。
🙄
ただ、いい部分もありますが、
全体としては使い物に
なりません。
それでも熱意は尊重し、
自尊心は傷つけたくない。
😉
その状況の中、
以下のメッセージを送ります。
すると、
相手は不快な気持ちになることなく
得心して書き直しをします。
その後も大活躍したとのこと。
↓↓↓↓↓↓
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素晴らしい演説だ。
これだけの原稿が書ける者は
まずいない。
適当な場合に用いれば
100%の効果があるだろう。
💡
だが、今度の場合には
私は党の立場から考えて
みなくてはならないから、
私の主旨に沿って
もう一度書いてくれないか。
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➡
②建設工事の協力業者に納期を
守ってもらいたかったケース
↓↓↓↓↓↓
建設会社のゴウ氏のエピソード。
竣工一歩手前で突然、建物の
外部装飾に用いる青銅細工の
協力業者から期日に納品が
できないと通知してきます。
😐
工事全体がストップし、
どれだけ損害を被るか分からない中、
ゴウ氏は先方の社長を訪問します。
そこでは以下のように行動します。
・相手に家族や先祖のことを
話してもらうよう仕向ける
・相手の工場の規模や設備をほめる
🙂
ゴウ氏側からは
「本題」についてはふれずにいると、
機嫌をよくした先方の社長より
「他の注文は遅らせても
あなたの方はきっと間に合わせる」
という言葉をもらいます。
➡
③部下の能率を向上させたケース
↓↓↓↓↓↓
ニュージャージー州の信用組合の
支店長のエピソードです。
見習いで採用した出納係の女性は
お客様対応がよく、
正確で早いのですが、
閉店後の帳尻合わせについては
作業が遅かったようです。
😕
上司の係長は
「即刻首にすべき」と
支店長に伝えますが、
支店長は自ら彼女と話をします。
そこで
まず彼女のお客様対応をほめます。
そのうえで、「帳尻合わせの手順を
いっしょにおさらいしましょうか」と
伝えます。
😛
彼女は、既に支店長に信用されて
いることが分かっていましたので、
素直に受け入れて、その後作業手順を
しっかりマスターしたとのこと。
➡
3つのエピソードを
読んでいかがでしたでしょうか?
3つのケースともに
「まずほめる」ことが
円滑なコミュニケーションの
ポイントになっていますね。
😀
本章の最後で
「相手をほめておくのは、
歯科医がまず局部麻酔をするのに
よく似ている」
とカーネギーは言います。
耳の痛いことを言われても
”麻酔”で痛みが消してくれている
イメージですね。
😮
相手のダメな点を否定、批判
するのは簡単です。
ただ、
それでは相手が不快な気持ちに
なったり、受け入れなかったり
することもあるでしょう。
ぜひ言葉の”麻酔”をうまく
扱えるといいですね。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
💡
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